TOYAのこだわり

日本の風土とアイアン2017/ 10/ 2

ヨーロッパ発祥のロートアイアンは、何百年もの時を経ても朽ちることなく、美しいままで残されています。それはロートアイアンが耐久性に優れているからです。しかし、本場ヨーロッパと日本では気候条件や建物の建材、構造が違います。そこで、ロートアイアンが日本でも耐久性を発揮できるよう様々な工夫がなされているのです。

雨の多い日本でも耐えられるロートアイアン

気候条件として大きく異なるのが雨の量です。もちろん日本とヨーロッパ、どちらも都市によって違いはありますが、全体としては日本の方が雨量が多いとされています。雨が多いということは水に触れることが多く、錆びやすいという悪条件ともいえます。また、日本は島国なので、海風に触れる地域が多くあります。塩を含む海風は錆の進行を早めてしまいます。そこでTOYAでは、錆を抑える防錆剤を丁寧に鍍金(メッキ)することを徹底しています。そうすることで日本の気候条件でも、より長く美しい状態を保てるようにしているのです。

建物構造の異なるヨーロッパと日本

西洋の建造物は石造が主流で、石やコンクリートなどの壁が用いられています。木材を使用する場合も無垢材がほとんどであり、建物全体としてはどっしりと重厚感のある外観と頑丈なつくりが特徴です。鉄で出来ているロートアイアンは重量があるので、窓枠や壁飾りなどを設置するには建物自体の頑丈さが重要なのです。
日本では木造や軽量鉄骨が主流であり、建材としても合成建材が多く使用されています。地震の多い日本では、揺れを吸収する素材でなければ倒壊してしまう恐れがあるからです。木造も決して弱い建物ではありませんが、ヨーロッパと全く同じロートアイアンでは重すぎて取り付けられない建物も多くあります。そのためTOYAでは、ヨーロッパのロートアイアンの1/2の重量で制作できるような工夫をしています。そうすることで、より多くの日本の建物でロートアイアンを取り入れていただけるようになるのです。

日本の建造物に合った設計を

ここまで本場ヨーロッパと日本の条件の違いに触れてきましたが、何年も変わらず美しい状態を保つためには、やはり日本の建物に合った取り付け方の設計をすることも大切なポイントです。たとえ日本の風土に合ったロートアイアンでも、取り付け部分のつくりが実際の現場に合っていなければ、正確に、また、頑丈に取り付けることはできません。TOYAでは開業当時から、デザイン~施工までのすべてを一貫体制で制作しているからこそ、現場の特徴や施工のしやすさなどを熟知しています。そんな開業当時からの長年の経験を活かし、日本の建築条件に合った設計図を作り出し、建物の構造や地域に合わせたロートアイアンを完成させているのです。

設計のこだわり
今、ご自身の家やオフィスにロートアイアンは設置できるのか?と悩んでいる方、ぜひ一度TOYAにご相談ください。海辺に住まわれている方でも、暑い地域や寒い地域の方でも、どんな条件の場所でも安心して設置していただけるような、日本の風土に合ったロートアイアンをご提案します!いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。

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